"デザインのコピーについては、商標や特許などのコピーとは違って、どこまでがコピーなのかという悩ましい点がある。特にファッションデザインは流行やトレンドが大きな役割をもつためデザインが似通ってしまうことが多い。よほどあからさまなデザイン盗用でないかぎりは、あまり文句を言わないのが普通となっている。かつてココ・シャネルは「誰も真似したがらない服なんて最初から魅力ない服なのよ」と言って、あふれるシャネルのコピー商品に対して平然とした構えを見せた。よく似た服やバッグが街にあふれてこそ、本物のシャネルの価値がより高まるという考えだった。"